ときめきLOVERS
ときめきトゥナイトの二次小説を置いています。
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かくしごと 2
俊×蘭世 中学時代 江藤家の秘密の地下室のイベ出品作品です
転生直前に蘭世が俊の夢に入った時のお話。
というかこの作品では転生しないことになってますので
原作とはかけ離れております。ご注意を☆
結局、朝から夢のことが頭から離れないまま俊は学校についてしまった。
ふぅと大きく息を吐いて、両手で料頬をはたいてから教室のドアを開ける。
すると、もうすでに来ていた蘭世がそのドアの音に反応してパッと顔を向けた。
が、俊の姿を見てとると、ポっと顔を赤くして視線を逸らした。
なんだ・・・??
いつもなら、飛びついてくるぐらいの勢いで「おはよう!」って声をかけてくるくせに、
今日に限ってそのありえない態度。
俊は夢のことよりもその態度の方が気になって、そのまま机に向かい
不自然に目を合わせようとしない蘭世に声をかけた。
「オス」
すると、ビクっと一瞬肩を震わせた蘭世が、まるで今俊に気づきましたとでもいうような
顔を俊に向けた。
「あ、ま、真壁くん。おはよう♪」
ニコリと笑っているが、その顔がどうにもこうにも引きつっていて、
どう考えてもおかしい。
普段ならそのまま過ぎ去ってしまうところだが、
昨日のこともあって、俊はどうしても蘭世が気になっていた。
どうしても立ち去れない。
「昨日は・・・邪魔したな」
「え?じゃ、じゃま??」
「だから、お前んち」
「あ?ああ・・・うちね・・・。ううん。こちらこそ来てくれてありがとう。
あ・・・それとペンダントも・・・」
「え?あっ・・・///ああ・・・いや」
やぶへび。
夢のことですっかり忘れていたが、そういえば・・・渡したんだった・・・。
そうか、そのこともたぶんひっかかかっていたんだろう。
女にプレゼントをやるなんてガラにもないことをしたから・・・。
そうだ、だからあんな夢になったんだ。
なんとなく、あの夢を見た原因がわかった気がして俊は幾分スッキリした。
と、気を許したとたん、
「ぶぇっくしょい!!!」
また大きなくしゃみを一つぶっぱなした。
「真壁くん、風邪?」
「あぁ・・・昨日窓を開けたまま寝たみたいでな・・・」
「え?窓?・・・あっ!!!ゴメン、私、あけっぱなしで・・・」
「え?」
・・・なんだって?
「・・・なんでお前が?」
「え・・・あっ・・・」
蘭世はハッと顔色を一瞬にして変えると慌てて口を両手で塞いだ。
「どういうことだ?なんでお前が謝るんだよ」
「な、なんでもない、私も今日、開けっ放しにしてきたな~って・・・あはは」
乾いた声で、顔を強張らせながら笑う蘭世を俊はじっと見つめる。
何だっていうんだ。
絶対おかしいじゃねえか。
この慌てようといい、そしてこのあからさまな嘘。
でもだからと言って、先ほどの言葉をそのままの意味で受け取ると、
こいつが、
夜中、
うちに来て、
窓を開けたまま帰った・・・。
ってことにならないか??
それっていったいどういうことだ?
「お前・・・何か隠してるだろ」
「な、何も隠してなんか・・・」
「いや、絶対おかしい、話せ」
「何もないってば」
「嘘付け。じゃあゴメンってなんだよ」
「つ、つい言葉が出ちゃっただけで・・・」
「どう考えても、お前が開けたままにしたって意味にしか聞こえねえじゃねえか」
「・・・だから・・・」
「・・・来たのか?うちに」
「行ってません!」
「・・・」
平行線。
だけど、俊にはどこか確信があった。
蘭世が明らかに嘘をついていて、
ということはうちに来たことになるわけだけど・・・
だとしたら何のために?
そしてあの夢・・・。
夢うつつの中で、そばに気配を感じてあんな夢を見たなんてことも
考えられなくはないが・・・。
「吐かねえつもりか?」
「は、吐くも何も・・・やだな~真壁くんってば。あ、私、日直だったかな~」
そういうと蘭世はその場を立ち去ろうとする。
そうはいくか!
俊は振り返ろうとする蘭世の腕をつかむ。
「な、何?」
「・・・俺・・・昨日夢見たんだ・・・お前の」
その言葉を聞いた蘭世がパッと俊に振り返る。
しかし、そのまましばらくすると蘭世の顔がみるみる赤くなる。
「おぼえ・・・てるの?」
俊は大きく目を見開く。
「それ・・・どういう意味だ?俺、夢の内容言ってねえよな」
蘭世は驚愕した顔になった。
「真壁くんの夢なんて知らないわ!」
そして俊の手を振り払ってそのまま教室を飛び出していった。
「おい!江藤」
なんだなんだ?と周囲が俊の方に目を向けた。
どういうことだよ!!!あの夢にも関係してるっていうのか?
俊は「チッ」と舌打ちすると出て行った蘭世を追いかけた。
<つづく>
転生直前に蘭世が俊の夢に入った時のお話。
というかこの作品では転生しないことになってますので
原作とはかけ離れております。ご注意を☆
結局、朝から夢のことが頭から離れないまま俊は学校についてしまった。
ふぅと大きく息を吐いて、両手で料頬をはたいてから教室のドアを開ける。
すると、もうすでに来ていた蘭世がそのドアの音に反応してパッと顔を向けた。
が、俊の姿を見てとると、ポっと顔を赤くして視線を逸らした。
なんだ・・・??
いつもなら、飛びついてくるぐらいの勢いで「おはよう!」って声をかけてくるくせに、
今日に限ってそのありえない態度。
俊は夢のことよりもその態度の方が気になって、そのまま机に向かい
不自然に目を合わせようとしない蘭世に声をかけた。
「オス」
すると、ビクっと一瞬肩を震わせた蘭世が、まるで今俊に気づきましたとでもいうような
顔を俊に向けた。
「あ、ま、真壁くん。おはよう♪」
ニコリと笑っているが、その顔がどうにもこうにも引きつっていて、
どう考えてもおかしい。
普段ならそのまま過ぎ去ってしまうところだが、
昨日のこともあって、俊はどうしても蘭世が気になっていた。
どうしても立ち去れない。
「昨日は・・・邪魔したな」
「え?じゃ、じゃま??」
「だから、お前んち」
「あ?ああ・・・うちね・・・。ううん。こちらこそ来てくれてありがとう。
あ・・・それとペンダントも・・・」
「え?あっ・・・///ああ・・・いや」
やぶへび。
夢のことですっかり忘れていたが、そういえば・・・渡したんだった・・・。
そうか、そのこともたぶんひっかかかっていたんだろう。
女にプレゼントをやるなんてガラにもないことをしたから・・・。
そうだ、だからあんな夢になったんだ。
なんとなく、あの夢を見た原因がわかった気がして俊は幾分スッキリした。
と、気を許したとたん、
「ぶぇっくしょい!!!」
また大きなくしゃみを一つぶっぱなした。
「真壁くん、風邪?」
「あぁ・・・昨日窓を開けたまま寝たみたいでな・・・」
「え?窓?・・・あっ!!!ゴメン、私、あけっぱなしで・・・」
「え?」
・・・なんだって?
「・・・なんでお前が?」
「え・・・あっ・・・」
蘭世はハッと顔色を一瞬にして変えると慌てて口を両手で塞いだ。
「どういうことだ?なんでお前が謝るんだよ」
「な、なんでもない、私も今日、開けっ放しにしてきたな~って・・・あはは」
乾いた声で、顔を強張らせながら笑う蘭世を俊はじっと見つめる。
何だっていうんだ。
絶対おかしいじゃねえか。
この慌てようといい、そしてこのあからさまな嘘。
でもだからと言って、先ほどの言葉をそのままの意味で受け取ると、
こいつが、
夜中、
うちに来て、
窓を開けたまま帰った・・・。
ってことにならないか??
それっていったいどういうことだ?
「お前・・・何か隠してるだろ」
「な、何も隠してなんか・・・」
「いや、絶対おかしい、話せ」
「何もないってば」
「嘘付け。じゃあゴメンってなんだよ」
「つ、つい言葉が出ちゃっただけで・・・」
「どう考えても、お前が開けたままにしたって意味にしか聞こえねえじゃねえか」
「・・・だから・・・」
「・・・来たのか?うちに」
「行ってません!」
「・・・」
平行線。
だけど、俊にはどこか確信があった。
蘭世が明らかに嘘をついていて、
ということはうちに来たことになるわけだけど・・・
だとしたら何のために?
そしてあの夢・・・。
夢うつつの中で、そばに気配を感じてあんな夢を見たなんてことも
考えられなくはないが・・・。
「吐かねえつもりか?」
「は、吐くも何も・・・やだな~真壁くんってば。あ、私、日直だったかな~」
そういうと蘭世はその場を立ち去ろうとする。
そうはいくか!
俊は振り返ろうとする蘭世の腕をつかむ。
「な、何?」
「・・・俺・・・昨日夢見たんだ・・・お前の」
その言葉を聞いた蘭世がパッと俊に振り返る。
しかし、そのまましばらくすると蘭世の顔がみるみる赤くなる。
「おぼえ・・・てるの?」
俊は大きく目を見開く。
「それ・・・どういう意味だ?俺、夢の内容言ってねえよな」
蘭世は驚愕した顔になった。
「真壁くんの夢なんて知らないわ!」
そして俊の手を振り払ってそのまま教室を飛び出していった。
「おい!江藤」
なんだなんだ?と周囲が俊の方に目を向けた。
どういうことだよ!!!あの夢にも関係してるっていうのか?
俊は「チッ」と舌打ちすると出て行った蘭世を追いかけた。
<つづく>
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